ポンプ式充填機のバルブ開閉を司るワンポイント電磁クラッチの交換です。
充填量が安定しない場合や空充填が発生するなどの不具合は、バルブのワンポイント電磁クラッチが原因の場合があります。
取り外して分解清掃すれば解消することもありますが、どうしてもワンポイントの噛み合いがうまくいかないようであれば、交換となります。

充填機の入口コンベアのガイド類の改良です。
アンプルが倒れたり破損したり、スクリューへの入りが悪かったり、といった状況を改善すべくガイド類を改造しました。

＜改良前＞
　
　
＜改良後＞
　

充填機のエアーチューブの交換です。
予防保全の一環として定期的な交換が必要です。

＜交換前＞
　
　

＜交換後＞
　

充填機のダイヤルの交換です。

＜交換前＞
　

＜交換後＞
　

1本立充填機をリニューアル設計しました。
従来よりもよりコンパクトにしました。

アンプル充填熔閉機は、サイズパーツ交換によりアンプルサイズは胴径でΦ10からΦ24まで、充填ポンプを変えることにより充填量は0.1mlから25mlまで対応します。

下図は胴径Φ10の場合の図となります。
窒素、ガス、酸素の流量を制御する部分は、オプションのデジタル流量計となっております。

下図は胴径Φ24の場合の図となります。
窒素、ガス、酸素の流量を制御する部分は、標準のマニュアル流量計となっております。

下図はフレームをなくした駆動部分の図となります。
各部の駆動は全てカムによる駆動となっております。
カムは基本的に一つの動きしか出来ませんが、動きの安定性再現性が高く、突然動かなくなるといった不具合はありません。
また数年十数年で生産中止になることもありません。

入口供給部については傾斜ホッパーとしましたが、オプションでコンベアにすることも可能です。

出口取出部については、使用後は取出ホッパーを下に倒せる可倒式としました。

充填はポンプ式となっております。

操作部は制御盤の側面（機械正面右側）となっております。
異常表示などはタッチパネルにて表示されます。

バイアルのアルミキャップ巻締不良が発生するとのことで、調整を行いました。
シーマーを確認すると、２つあるシーマーの取り付け部分に挟まるシムの厚みが異なっていることが判明。
巻締不良が発生するほうのシムを交換しました。
合わせて、過酸化水素での除染に耐えられるよう、シーマーのベアリングをSUSシールのSUSベアリングに交換しました。

滅菌乾燥機のHEPAフィルターの交換です。
交換手順は下記になります。
1.交換前バリデーション
2.HEPAフィルター取り外し
3.内部清掃
4.HEPAフィルター取付
5.焼入れ
6.交換後バリデーション

洗浄機の針台を上下させるシャフト部分の整備です。
分解清掃後、スプリングを取り付ける板を新品交換して、組立調整を行いました。

洗浄機の入口コンベアのベルトが片側に寄ってしまうとのことで、ガイドのベアリングを取り付けました。

＜取付前＞
　

＜取付後＞
　

洗浄機のバルブのダイヤフラム膜の交換です。
交換に際して、EPDMのものをEPDM+PTFEに変更しました。
この部品は定期的な交換が必要です。

洗浄機の循環水ポンプのメカニカルシール交換です。
循環水ポンプは奥のほうにある場合は、取り出すのが大変です。